帰省大喜利を振り返る

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2022年のゴールデンウィークは、3年ぶりに行動制限がないものとなったことに安堵しながら、過去のことを思い出してみます。
2021年の夏、緊急事態宣言が適用される中でオリンピックが開催されました。
国境をまたぐオリンピックはいいのに、都道府県をまたぐ移動はダメという後世の人が見たらおそらく意味不明な状態がまかり通っていたのです。

そんな中、ネットでは、帰省大喜利とも言われたもので盛り上がりました。
最初に考えた方はすごいと感心しています。
大喜利の内容をまとめたページがこちらです。

菅話法の爆笑『帰省大喜利』17選!発言の元ネタも全部まとめ! ※2025年7月26日時点、ページがなくなってしまったようです

当時の内閣総理大臣の菅さんやほかの政治家・有名人の発言がもとになっています。
17個並べると、どれも聞いたことがあっておもしろいです。
ここでは、その中のいくつかを取り上げます。

「中止の考えはない。強い警戒感を持って帰省に臨む。」
菅さんがオリンピック中止の可能性に言及した時の発言が元です。
ネットの皆さんが思ったことは、オリンピックができるなら帰省もできるということではないでしょうか。
当時の状況を鑑みて、行動規制をしたうえで、オリンピックを延期するべきだったと私は思います。

「帰省を中止することは一番簡単なこと。楽なことだ。帰省に挑戦するのが国民の役割だ。」
菅さんがアメリカのメディアに向けて発言した言葉は元です。
オリンピック開催に向けて挑戦することが政府の役割とおっしゃっていました。
挑戦することは否定しませんが、かなり後味の悪いものになったと私は思います。
挑戦した結果なのか、菅さんはその後、内閣総理大臣の職を追われてしまったので、政治家や役人の反対も少なからずあったのかもしれません。

「安心安全な帰省に向けて全力で取り組む」
菅さんが記者会見などで繰り返し使った「安全安心」が元です。
当時は飽きるほど聞かされた言葉です。
そもそも、オリンピックを開催することが安心ではないと私は思っていました。
では、せめて「安全」に終わることを願っていましたが、ルールに違反する関係者がいたと報道されたのを聞いた気がしますので、安全でもなかったのではないかと思います。

「実家を訪問するという認識。帰省するという認識ではない。」
元総理大臣の安倍さんが国会で「幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」と答弁されたのが元です。
まったく意味不明で、言い訳にしか聞こえません。
この話法が認められるのであれば、何でもありになってしまわないでしょうか。

政治家を含む有名人の発言は、聞く人の心に残るものだということが、この大喜利を見ているとよくわかります。
私は有名ではありませんが、発言には気を付けたいと思います。